肩の痛みって大変辛いですよね。
腕を痛みが出ることで、これまで普通にできていたような家事や仕事にも負担が出てきますし、
炎症が強いと、夜間にも痛みが出て寝ることにも支障が出てきます。
常に寝不足の状況であると、頭も働かないし、イライラしてしまったりと負のサイクルにはまってしまいます。
そんな中で、肩の痛みを発症する人で、症状が片側だけでなく、
反対側にも痛みが生じてしまう人がいます。
ただでさえ辛い肩の痛みが両側になってしまった。
やっとの思いで改善したと思ったのに、
また数年後には反対側に痛みが生じてしまった。
これはさらに辛いですよね。
このような状況になることは避けてほしいと思います。
そのためには、肩の痛みが生じる原則を抑えておけば防ぐことができます。
この原則を知ることで、
今、肩の痛みがある人は痛みの軽減に繋がっていきますし、
痛みがない人でも、今後痛みを引き起こす可能性を減らすことができます。
ぜひ内容を確認してみてください。
身体の両側へ負担がかかる要素は?
肩甲骨の位置をみてみるとわかると思いますが、
肋骨の上に乗っかっていますよね。
そして、この肋骨は後ろで脊柱、前側で胸骨と繋がって、胸郭を形成しています。
このことから、肩甲骨の位置は肋骨の上に乗っかっており、
肋骨が含まれる胸郭が歪んでしまうと、肩甲骨に負担がかかるということです。
つまり、胸郭の歪みや柔軟性が低下してしまうと、
肩甲骨が正常な動きから逸脱してしまい負担がかかる。
それによって痛みが生じるということです。
以上のことから、今、肩の痛みがある人も、
症状が改善して落ち着いている人も、
胸郭の動きが硬くなっていると、痛みを引き起こす可能性があります。
そのため、胸郭の柔軟性を引き出すこと。
これを意識してください。
おすすめの運動、ストレッチ
最後におすすめの運動やストレッチをお伝えします。
人によって今の肩の状態が変わるので、痛みの状態に合わせて選択してください。
①ストレッチポールに乗ること
②肩を背中に寄せる運動をすること
③四つ這いで背中を丸めたり、反る運動を行うこと
④深呼吸をしながら身体をひねる運動をすること
これらの運動をしながら1日の中で胸郭を動かす意識を持っていきましょう。
日頃の家事や仕事ではあなたが思っているより動いていません。
まずは時間の確保から始めていきましょう。
当院では構造面や習慣面、メンタル面の観点から、今の体のサインをお伝えしていきます。
今回は構造面の話でしたが、
他にも習慣面やメンタル面の負担で肩に影響を与えることがありますので、自身の身体のことが気になる方はぜひご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。