ある日から、急に大腿の裏に痛みを感じて、そこから辛い日々が続いてしまう。
特に何か重いものを持った覚えもないし、痛くなる理由が分からない。
坐骨神経痛の中には、レントゲンでは骨に異常がなくても痛みを感じている方は多くいらっしゃいます。
ではなぜ坐骨神経痛が起こってしまったのか。
今回は、社会背景や生活背景の観点からその理由をお伝えしていこうと思います。
社会背景
私たちは元々、肉体労働中心に仕事をしていました。
そのため、筋骨格へ主に負担がかかり、腰痛や膝痛などの症状で悩まれている方がいました。
その中で、社会はスマホやパソコンの普及などの情報化社会、AI時代の到来など、
徐々に肉体労働から頭脳労働へ切り替わっていきます。
それに伴って、私たちは、座っている時間が長くなったり、体を動かす機会が減りました。
今ではオンラインで繋がることができるようになり、朝早くや夜遅くまでパソコンで仕事をしたり、友達とオンラインでゲームをしたりする方もいます。
これらは恩恵もありますが、同時に自律神経の乱れや運動量の低下など、デメリットもあります。
坐骨神経の観点でいうと、自律神経に負担がかかることで末梢神経である坐骨神経にも負担がかかってしまう。
また長時間座っていることで、大腿後面は常に圧迫されてしまい、後面の筋肉が硬くなる。電磁波の影響も受けて、癒着が引き起こされやすくなる。
このような負担がかかりやすくなっています。
以上のような社会背景から、坐骨神経へ負担がかかりやすくなっていると考えられます。
生活背景
生活背景は、社会背景にも通じることがありますが、
オンラインの普及以外でいうと、食文化の変化があります。
日本の賃金が上がらず、夫婦共働き世代が増えている世の中。
その中で家事にかけられる時間いは限りがあり、そうなってくると
食事は作るのではなく外食やスーパーコンビニのお惣菜で済ませるという家庭が増えてきます。
もちろん、毎日作るのは大変ですし、上手く活用するべきだとは思うのですが、
これらの商品はどうしても栄養価の不足や添加物が多いことでミネラルが不足してしまうといった懸念点があります。
神経だけではありませんが、体の組織が正常に働くためには、3大栄養素はもちろんのこと、ビタミンやミネラルなどの栄養素も大切になります。
普段の生活で十分に補えていないと、それが日々の負担の積み重ねとなり、ある時症状の発症に繋がる恐れがあります。
腸内環境が悪いと腸と坐骨神経を支配する神経は同じ腰椎から出ているため、
坐骨神経にも負担がかかります。
このように食文化の影響も私たちは受けているので、
自分では負担を溜めていないつもりでも負担が蓄積していることが考えられます。
以上のことから、私たちは普通に生活しているつもりでも負担をかけていることがあります。
その中で個々の体の使い方や普段の姿勢なども相まってくると坐骨神経が悲鳴をあげるということは想像つくと思います。
だからこそ、自分の体と向き合う時間を取ることや生活習慣を見直す機会を大切にしてほしいと思います。
あなたの体はあなたが一番の理解者である必要があります。
当院では、
坐骨神経痛の原因に対して、筋肉や内臓、血管や神経、食生活、メンタルの影響など
様々な要因を、アウター、インナー、メンタルという3つの観点からトータルでみることをベースにしてお伝えしています。
ご自身の原因が気になる方は、ぜひご相談ください。
では今回の内容は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。