この記事は、
・坐骨神経痛だけでなく首肩こりも自覚している
・体の不調が2カ所以上ある
・血流が悪いと感じている
このような方におすすめの記事です。
坐骨神経は腰椎という腰の骨から神経が分岐している神経になります。
そのため、坐骨神経痛は腰に負担がかかっていることで痛みを生じている方がいます。
そして、腰の影響から坐骨神経痛が発症している方の中には、
首肩こりを併せ持っている方がいらっしゃいます。
実はこれは体の構造上の観点からいうと、おおいにあり得ることなんです。
もしかしたら、坐骨神経痛を自覚される前に首肩こりを感じていた人もいるかもしれませんね。
今回はこの坐骨神経痛と首肩こりの関係性を知ることで、体をケアしていく視点を広げていくことができます。
ぜひ最後までお読みください。
脊柱のS字弯曲
なぜ構造上、影響するのか。その答えは脊柱の構造になります。
私たちの脊柱はS字に弯曲しています。
これは湾曲することで、垂直方向への衝撃を緩和できるようにするためです。
湾曲の方向としては、頚椎、腰椎が前弯といってお腹側に凸しており、
胸椎が後弯といって背中側に凸している構造になっています。
ここで注目するべきなのは、頚椎と腰椎が同じ方向へ弯曲しているということです。
私たちは、同じような構造をとっている関節は双方でバランスを取り合っています。
例えば、肩関節と股関節。手関節と足関節。
そして今回で言うと、頚椎と腰椎。
これらは同じ前弯方向に位置しています。
そのため、腰の動きが悪い場合は首でバランスを取ったり、
逆に首の動きが悪い場合は腰でバランスを取ります。
イメージしやすい場面で言うと、
もしあなたが寝違えてしまった時に振り向く動作をするときはどのように行いますか?
多くの方は、首が固定されている分、腰を大きく回して振り向くはずです。
こうやってバランスを取っているのですが、
どちらかが常に動きが制限されていると、もう一方では常に慢性的な負担がかかってしまいます。
普段から首肩こりで動きが制限されていたとしたら、腰椎で代償しながら大きく腰を動かす生活を繰り返している。
それによって腰への負担も蓄積されていき、ある時、坐骨神経痛が発症してしまう。
実はこのようなことが構造上、起こっている方がいます。
その場合は腰への負担を減らすことで坐骨神経痛が一時的に軽減したとしても、
首肩こりを解消していかないことには根本の改善には繋がりません。
上記のような視点を持って体を見ていくことで、体を整えていくことができますし、
逆に言えば知らないと整えることができません。
もし、あなたが体の不調が2カ所以上ある中で坐骨神経痛になっているのであれば、
体の構造として、他の部分でも不具合が起こっている場合があります。
一度、自身の体を見直していくことをお勧めします。
当院では、
坐骨神経痛の原因に対して、筋肉や内臓、血管や神経、食生活、メンタルの影響など
様々な要因を、アウター、インナー、メンタルという3つの観点からトータルでみることをベースにしてお伝えしています。
ご自身の原因が気になる方は、ぜひご相談ください。
では今回の内容は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。