皆さんはギックリ腰になられたことはありますか?
「急に無理な動きをしてしまった・・・。」
「元々身体が硬いからかな・・・。」
「運動不足かな・・・。」
そんなふうに思う方がほとんどだと思います。
しかし、実はギックリ腰になってしまう方のほとんどは『水不足』が関係しているんです!!
これを聞いて本当に!?と思う方もいらっしゃると思いますので、今回はギックリ腰と水の関係性について解説していきたいと思います!
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ギックリ腰が起こりやすい状況
基本的にギックリ腰が起こりやすいタイミングというのは、
季節の変わり目が多いのが特徴です。
しかし、一年中基本的には起こりうる症状ではあります。
例えば、春先では、環境が変わる→仕事内容の変化→慣れない腰に負担がかかる動作を繰り返し行わなければならなくなる。
夏場では、暑さによる脱水状態→身体の血流循環が悪くなる→筋肉に充分な水が行き渡らず硬くなる→無理な動きでより腰に負担がかかる。
冬場では、寒くなり身体の血流循環が悪くなる→筋肉に充分な水が行き渡らず硬くなる→無理な動きでより腰に負担がかかる。
このような状況において、ギックリ腰は起こりやすいと考えられます。
▼ギックリ腰が起こる組織
ギックリ腰は急性腰痛(炎症症状がメイン)とされていますが、主に2つの組織に問題が起こりうるとされています。
1つ目は、腰椎の椎間関節に起こる炎症。
2つ目は、腰周囲の筋肉に起こる炎症。
これら2つの内、どちらの組織に対して過剰にストレスがかかり、炎症を起こしているかを見極める必要があります。
そこを見極めるための判断基準としては、痛みが腰椎にピンポイントで「ここが痛い!」と指させる場合は椎間関節に問題が生じている可能性が考えられます。
逆に、腰の周りの筋肉に対してピンポイントではなく、「この辺りが痛い」と手のひらでさするようであれば腰周囲の筋肉に問題が生じている可能性が考えられます。
このようにして、炎症が起こっている組織を見極めていく必要があります。
▼ギックリ腰を改善するために共通して必要な考え方
上記でお伝えしてきた通り、ギックリ腰でポイントとなるのは、予防の観点で言えば、身体の血流循環を良くしておくこと。
また、ギックリ腰になってしまった後に早期に改善していくためのポイントとなるのは、炎症を早く引かせること。
この2つのポイントをまず抑えた上で、身体の動きの改善などに努めていく必要があります。
そこでその2つのポイントに共通して重要となるのが『水』の摂取なのです!
▼なぜ水の摂取が重要なの?
ギックリ腰が起こっている状態においては、体内で炎症や老廃物の蓄積が起きています。
そのため、炎症や老廃物の排泄をするために水が必要になります。
また、ギックリ腰の起因となる筋肉の硬さにおいても、運動不足やストレッチ不足で起こっていると思う方も多いと思いますが、そもそも筋肉に水が不足した状態だと、筋肉自体がパサついた状態となって柔軟性は欠如してしまいます。
逆に水が充分に摂取できていると、筋肉の質自体が良くなり、柔軟性が得やすくなります。
以上の点から水が大切だということはお分かりいただけたかと思いますが、ここで更に重要なポイントは、『水=水分』ではないということです!!
では水分には何が当てはまるのか?
水分にはお茶、コーヒー、アルコール、ジュースなどが当てはまります。
これら水分には利尿作用があるため、血液循環にはマイナスに働きます。
そのため、これら水分を多く摂取される方には、水と水分の摂取バランスの指導を当院ではさせていただいております。
では具体的にどのくらい摂取したら良いのか?
水を摂取する量は1日1.5〜2ℓを目安に摂るようにしていただけると良いかと思いますが、計算上、上記で挙げた水分の量が多いとそれはマイナス計算となり、『水−水分=1ℓ以下』となってしまう方は改善の余地ありです!
その場合、水の摂取量を増やすか、水分の摂取量を減らすかどちらかの対策をとって体内の水の量が1ℓ以上となるように頑張ってみて下さい!
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是非、ギックリ腰でお悩みの方はこちらの文章を参考にしていただき、習慣面の改善の一歩を踏み出していただくきっかけになれば幸いです。
今回の内容は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。