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今回は歯ぎしりと顎関節症への影響をお伝えしていきたいと思います。

 

家族からよく、「寝ている時に歯ぎしりしているよ」と言われたり

朝起きたら顎周りや首肩周りが重痛いような、だるさを感じたりすることはありませんか?

 

歯の保護のためにマウスピースをしてても、すぐに壊れて何回も作り直す、、なんてこともある人もいるかと思います。

 

無意識に肩に力が入り、食いしばってしまってた事でどっと疲れが出やすい、など

このような方は、姿勢が歯の食いしばりをしやすくしてしまっている事が考えられます。

 

寝ている間の歯ぎしりも、食いしばってしまうのも、無意識に起こる反応なので、

意識をして歯ぎしりや食いしばりをしないようにするって難しいですよね。

 

なので歯ぎしりや食いしばりが、どのような影響で起きやすいのかを説明していきます。

 

顎の痛みやズレの原因

 

そもそも顎関節は、頭蓋骨にある側頭骨のくぼみに、下顎の骨(下顎骨)がはまり込むような構造になっています。両耳の前の部分を触りながら口をパクパクすると動くところが顎関節です。

 

その骨の間に関節円板という組織があり、骨と骨がこすれないように、クッションのような役割をしています。この関節円板のおかげで顎関節は滑らかに動くことができます。

 

そのため関節円板への負担が増えると、顎関節自体に大きな負担がかかってしまいます。

 

また、顎関節を動かしている筋肉は、頬にある咬筋や、頭の横から耳まで続く側頭筋、頬横にある内側翼突筋や外側翼突筋などが、咀嚼筋として働きます。

 

そもそも筋肉は筋膜の繋がりがあり、それらが近くの筋肉と連鎖することにより動きます。

 

なのでこの咀嚼の動きは主に顔周りの筋肉ですが、顔以外にも首周りの筋肉と連鎖して顎の動きを作っているので、顎周りだけでなく首の筋肉の動きもとても重要になります。

 

実際に食いしばるように力を入れると、顔周りから首周りの筋肉にグッと力が入り、歯への負担も増えるので関節円板への圧迫感も増えてきます。

 

そのため顎関節症になる原因の1つに、この関節円板や顎周りから首周りへの筋肉の負担がかかっていることが推測されます。

 

歯ぎしりや食いしばりが影響しやすい姿勢

 

先ほどあげたように、姿勢の影響で歯や顎関節周りへの負担が増えやすくなってしまっている場合があります。

 

無意識に起きやすい歯ぎしりや食いしばりがしやすい姿勢として、

 

ストレートネックなど頭が肩よりも前に出ている姿勢をとっている方は要注意です。

 

本来の良い姿勢というのは、姿勢を横から見た時に耳と肩、股関節と膝、くるぶしが一直線になっている状態が理想です。

 

頭が前方に位置している状態では、斜角筋や肩甲挙筋、もしくは胸鎖乳突筋の筋肉など、首にかかる筋肉が頑張って支えている状態で持続的に緊張しているので、首の前が張りやすくなります。

 

そうすると首の緊張が顎に伝わり、顎周りまで強張りやすくなってしまい、歯ぎしりが起きやすくなります。

 

無意識に起こる歯ぎしりはしょうがない、、と思われる方も少なくはないかと思います。

姿勢の影響が少しでも考えられ、これに当てはまりそう!という方、人によって原因は様々ありますが、自分の原因が知りたいという方は、ぜひ一度ご相談してください。

 

本日の内容は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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