ある時に膝を痛めて、病院に行くと、
お医者さんから、
「〇〇さん、痩せないとダメだよ。」
こんなことを言われたことがある人はいませんか?
私たちは仕事の関係から、このように言われながら、
痩せられずに、痛みも引けずに困っているという人達を何名も見てきました。
確かに、痩せると、関節にかかる圧力が減るイメージが湧くと思います。
そうなると痛みが軽減することは考えられますよね。
しかしちょっと考えてみてほしいのですが、
あなたの周りには、
あなたより体重があるのに、膝の痛みの訴えなく生活できている人達はいませんか?
おそらく一人は必ずいると思います。
もし、体重が重い=膝痛なのであれば、
このような方々も痛みがあるはずです。
なぜ無いのでしょうか。
今回の内容である、膝の痛みは痩せたら改善するのかという話からすると、
”痛みが減る可能性はある。”
というような結論になるかなと思います。
なんとも曖昧な結論ですよね。
そのため、私が言いたいこととして、
痩せた方が良いけど、痩せないと痛みが改善しないわけではない。
ということです。
そこで、続きとして、
体重が重くても痛みがない人はなぜ痛みが出ていないのかについて
お伝えしていきます。
▼痛みがない人の特徴
いくつか特徴があるので、列挙していきます。
①筋力がある
②力の分散が図れる
③関節の柔軟性がある
このような特徴があります。
逆に上記に当てはまらない状況で、体重が増えると、
膝に痛みが生じやすい状態になります。
個々の内容を簡単にお伝えしていきます。
①筋力がある
これはイメージがつきやすいと思います。
筋力があれば、関節にかかる負担を筋力でカバーできます。
②力の分散が図れる
これはどういうことかと言うと、
関節を痛めてしまう人は、関節の中でもある一定の部位に力が常にかかってしまう傾向にあります。
イメージしてほしいのですが、
私たちも長時間同じ姿勢で座っていると、お尻の出っぱっている骨の部分が座面に当たって辛くなってくることがありますよね。
そのような状態が関節に起こっていると思うとどうでしょうか。
だんだん関節が摩耗してきて痛みが生じてきてしまうイメージが湧いてくると思います。
そのため、体のバランス能力や歩き方などによって、関節にかかる圧力を上手く分散できる人は関節を痛めることなく生活を送ることができます。
③関節の柔軟性がある
これは②に通ずるところでもあるのですが、圧力を分散させたくても、
関節の動きが硬いと、圧力を逃すことができません。
そのため、関節の動きが正常であることも痛みのない生活を送る上では大切になります。
以上が痛みのない人の特徴になります。
上記の特徴があれば、仮に痩せることができなくても痛みの軽減を図ることができます。
お伝えしたポイントを自分で確認してみることも良いし、
自分では分からないなと思う方は、専門的に診てもらうことをオススメします。
最後までお読み頂きありがとうございました。