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一般の方でもスポーツ選手にも共通してパフォーマンスを向上させるために必要な機能があります。

 

それは、「股関節」の機能です。

それではなぜ、股関節が重要なのでしょうか?

 

▼なぜ股関節が重要なのか?

それは、股関節が人間の構造の中で最も大きな関節であり、大きな筋肉も多数あることから最もパワーを効果的に発揮することができる関節だからです。

 

また、人間の重心は股関節の近くにあり、股関節が潤滑に動くことで重心移動もスムーズに行うことが可能になります。

 

つまり、パフォーマンスを向上させるために最も重要な関節が股関節なのです。

 

ここでよりわかりやすくするために、股関節の特徴を挙げてみましょう。

 

▼股関節の4つの特徴

まず一つ目は、先ほど挙げたように、股関節は人体最大の関節構造であるということ。

 

二つ目は、球関節という三軸構造であるということ。

 

膝関節は蝶番関節という二軸構造ですが、股関節は球関節という三軸構造になっています。

 

それ故に様々な運動方向へ力を発揮することができます。

 

三つ目は、体重を支えるための支持性があるということ。

 

三軸運動をしながらも、人の体重を支えるための支持性にも優れています。

 

四つ目は、最も意識しづらい関節ということ。

 

股関節は人体の中で最も大きな関節だからこそ、周りの組織も分厚く、非常に意識がしづらい構造になっています。

 

そのため、多くの方が意識しやすく、二軸構造で一定方向の負荷に弱い膝関節に負担が多くきてしまい、股関節が上手く機能していない方が多いのが実状です。

 

このように、股関節の機能が高まると大きなメリットがあり、逆に使えないと大きなデメリットに繋がります。

 

しかし、股関節を中々上手く使えない・・・。

 

使えるようにするためにはどんなことをまず行なっていけば良いのか・・・。

 

そんな悩みや疑問を皆さんは多くお持ちだと思います。

 

ここからは股関節がしっかりと使える状態とはどんな状態なのか?がわかる、ご自身でできる簡単なチェック項目をお伝えしたいと思います。

 

▼股関節が使える状態とは?

その点でまず見るポイントとして重要なのが、股関節の可動性(柔軟性)です。

 

①仰向けで膝を持って抱え、深く股関節を曲げてみる。

 

②膝を立て、足(膝)を内側に倒したり、外側に倒したりしてみる。

 

③①の状態で大きく円を描くように回してみる(内回し・外回し)。

 

上記3つの項目を行なってみて、股関節のつまり感や硬さがある方は、股関節の機能=ベースとなる可動性(柔軟性)が欠如している状態です。

 

この状態でいくら筋トレを行なったとしても十分に股関節の機能が向上しているとは言えません。

 

むしろ動かせる範囲が狭い状態で筋トレをして、筋肉をつけ過ぎてしまうと支えることはできても、動かす際に股関節を痛めやすくなってしまったり、運動方向によっては股関節を効果的に使うことが難しくなってしまいます。

 

先ほど股関節の特徴で述べたように、球関節という三軸構造であるということを忘れてはなりません。

 

股関節は本来、満遍なく三次元的に動く関節ですが、意識しづらい関節でもあるため、多くは生活上で偏った使い方をしてしまって可動性が失われていることがあります。

 

そのため、まずは一般の方でも、スポーツ選手でも大事なことは、求めている動作に対して、股関節の可動性(柔軟性)は十分なのかどうか?という視点です。

 

どうしても筋力を向上させることがピックアップされてしまいがちですが、同じかそれ以上に可動性(柔軟性)も重要な要素となるのです。

 

 

是非、皆さんも筋力という視点だけでなく、可動性(柔軟性)という視点も持ちながら日々セルフエクササイズを行なっていただけたらと思います!

 

今回は以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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