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「腰が痛くなったらコルセットを巻かないと!!」

 

そう思っている方は非常に多いと思います。

 

確かに、急性腰痛(ギックリ腰)などにおいては、ある一定の動作に制限をかけ、筋肉に頼らず腰を安定させ、安静を保つことができるという点から、コルセットが必要な場合も多く存在します。

 

しかし、コルセットをそのまま巻き続けた場合、一体どうなるのか!?

 

このことについては知らないで、漠然とした外すことへの不安感が理由で巻き続ける方も多く臨床では見受けられます。

 

今回は、そんなコルセットを巻き続けることの弊害とは一体何なのか!?

 

このことについてわかりやすく解説していきたいと思います!

 

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腰椎コルセットとは?

 

腰椎コルセットとは、腰部をサポートし、腰痛を緩和するために使用される装具です。

 

一般的に腰部のサポート、姿勢の矯正、腰椎の安定性の向上などの目的で使用されます。

 

腰椎コルセットは一般的に、弾力性のある素材で作られ、背中から腰までを覆うベルトのような形状をしています。

 

腰椎コルセットの主な機能と目的には以下のものが含まれます。

 

1.腰部のサポート

 

腰部周囲の筋肉や靭帯が弱化、損傷、または不安定な場合、コルセットは腰部をサポートし、適切な姿勢を維持します。

 

これにより、腰痛を軽減し、筋肉の負担を軽減できます。

 

2.姿勢の補正

 

腰椎コルセットは、正しい姿勢を保つのを助けるために使用されることがあります。

 

正しい姿勢を維持することは、腰を良い状態に保つ上で重要です。

 

3.圧力の分散

 

コルセットは腰にかかる圧力を分散する役割を果たします。

 

これにより、特定の運動や活動中の腰への負担が軽減されます。

 

4.安定性の向上

 

腰椎の安定性を向上させるために使用されることがあります。

 

特に腰部周囲の筋肉の損傷や手術直後、または腰部周囲の筋肉が弱化していて腰を安定させることができない方などに適しています。

 

また、腰椎コルセットは、一時的な痛みの緩和や特定の活動時のサポートとして有用な場合があります。

 

腰椎コルセットの弊害

 

上記の通り、腰椎コルセットを使用すると、一時的に腰痛の症状を和らげたり、腰部の安定性を提供することができます。

 

しかし、長期間や誤った方法で使用すると、いくつかの弊害が生じる可能性があります。

 

ではその弊害とは一体何なのでしょうか!?

 

1.筋肉の弱化

 

腰痛コルセットを長期間使用すると、腰部周囲の筋肉がコルセットに頼り過ぎてしまい、弱化する可能性があります。

 

筋肉が弱くなると、腰の安定性が低下し、痛みが増加する可能性があります。

 

2.依存性

 

コルセットを頻繁に使用すると、依存性が生じる可能性があります。

 

つまり、コルセットなしでは痛みを我慢できなくなり、本来の筋肉の自然なサポート機能を失うことがあります。

 

3.皮膚問題

 

長時間のコルセット使用により、圧迫性の皮膚トラブルやかぶれの発生。皮膚と皮膚より下の組織との癒着に伴う滑走不全などが生じることがあります。

 

また、皮膚に圧力がかかるため、通気性の問題も発生する可能性があります。

 

4.血行障害

 

長時間のコルセット使用が血行障害を引き起こす可能性があります。

 

特にコルセットが適切に調整されていない場合、血液の流れが制約されることがあります。

 

5.腰部の動きの制限

 

コルセットは腰部の動きを制限するため、正常な動作や運動が阻害される可能性があります。

 

これにより、筋力低下や柔軟性の低下が生じることがあります。

 

6.心理的要因

 

コルセットの使用により、腰痛に対する心理的な依存が生じる可能性があります。

 

つまり、コルセットなしでは痛みに対処できないと感じてしまうのです。

 

したがって、腰椎コルセットは痛みの管理に一時的に役立つことがありますが、長期的な解決策ではありません。

 

腰痛が持続する場合、医療機関での検査やセラピストに評価を行ってもらい、痛みの根本原因を特定して適切な改善の方向性を検討することが重要です。

 

また、コルセットの使用については、医師やセラピストの指導に従い、適切な方法で使用することが大切です。

 

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いかがだったでしょうか?

 

コルセットに関しては、急性腰痛(ギックリ腰)のように、必要な方も場合によっては多くいらっしゃいますが、必要以上に長く巻き続けるとかえって良くない方向に進むこともあるということが今回皆さんにご理解いただけたかと思います。

 

今回お伝えしたことを踏まえ、是非コルセットを巻く際は、使用方法や期間を適切に判断し、お身体の状態に合わせてご使用いただければと思います。

 

今回の内容は以上になります。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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