この記事は、
・坐骨神経痛に対して自分でのセルフケアを知りたい
・坐骨神経痛の症状を軽減していきたい
このような方におすすめの記事です。
坐骨神経は抹消の神経の中では最も太い神経であり、
腰椎という腰の背骨から出て、
臀部の後面、大腿の後面、そして膝裏で分岐して、足部まで枝分かれしながら神経として走行していきます。
腰痛で悩まれる方も多いことや日本人は座っている時間が世界に比べても長いため、
腰の負担や大腿後面には負担がかかることで、坐骨神経痛に悩まれる方は大変多くいらっしゃいます。
そのため、病院や整体に行かれる方も多いと思いますが、
大切なのは、自身でケアをしながら自分の自然治癒力を高めていくことです。
日頃からケアをしていくことで負担が溜まりづらくなることや、
整体などに通われる方は、体が良い状態で施術を受けられることで、
施術の効果が上がりやすくなるため、日頃からできるケアをしていくことはおすすめです。
その中で重症な坐骨神経痛の方に対して、
簡単にできるセルフケアをいくつかお伝えしていこうと思いますので、
ぜひ坐骨神経の痛みで悩まれている方は参考にしてみてください。
坐骨神経痛におすすめのセルフケア
よく調べて出てくるセルフケアとしてはハムストリングスという大腿裏の筋肉や
臀部後面の大臀筋という筋肉のストレッチがあります。
このようなセルフケアは他でもいくらでも出てくるので、ここでは割愛していきます。
ここでは、そのようなセルフケアをしても良くならない場合に必要なケアをお伝えしていきます。
大きくは二つ
①体内の循環状態を良くしていく
②組織間の滑走性を引き出していく
この二つが大切になります。
①体内の循環状態を良くしていく
まずは循環を良くしていくことです。痛みが強い場合は体内で老廃物、炎症物質が溜まっています。
それが溜まっている状態ではなかなか良くなりません。
そのため、水の摂取量を増やして排出しやすい体の状態にしていったり、
ふくらはぎが硬いとリンパ、静脈の循環が悪くなるため、ふくらはぎをほぐしておくことも効果的です。
また体温が低いと、内臓機能が低下してしまうため、白湯を飲んだり、湯船にゆっくり浸かるなど温活をしていくことも自然治癒力を上げていくためにも行う必要があります。
②組織間の滑走性を引き出していく
ハムストリングスや大臀筋のストレッチをしても良くならないケースとしては、
筋肉が十分に伸長できていないことや筋肉周囲の神経との癒着が取れずに負担が軽減できていないことが考えられます。
よく大腿の裏がパツパツに張っている人がいますが、
その人は筋肉より以前に、皮膚と表層の筋膜が癒着してしまっているケースがあります。
そのような場合は奥の筋肉の前に表層にある皮膚の動きを出していく必要があります。
やり方は簡単です。
大腿の裏の筋肉を指でつまんで上下に動かすだけ。
これだけ?
と思うかもしれませんが、重症な人はつまむこともできません。
つまむことができないということは癒着が強くなっている証拠です。
ぜひ一度大腿の裏の硬さを確認してみてください。
以上が重症な坐骨神経痛の方へのおすすめのセルフケアになります。
当院では、
坐骨神経痛の原因に対して、筋肉や内臓、血管や神経、食生活、メンタルの影響など
様々な要因を、アウター、インナー、メンタルという3つの観点からトータルでみることをベースにしてお伝えしています。
ご自身の原因が気になる方は、ぜひご相談ください。
では今回の内容は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。