最近は、パソコンやスマホでの作業の時間が増え、
ひと昔の肉体労働から、頭脳労働が中心となりました。
画面の注視は頭も前方に移動しやすく、頭の重みを首が支えたり、目の酷使であったりと、頭頸部へ負担が集中しやすくなり、緊張性頭痛に悩む方も多くなっています。
そんな社会的な背景があるからこそ、原因を知って、
正しい対策をとることができないと、これから先も頭痛や肩こりに苦しむこととなります。
今は、AIも浸透してきており、今後もデジタル化が進行していく世の中です。
今のうちからしっかりと対策を立てていきましょう。
主な要因
主な要因は以下のものがあります。
・ストレス
・歯の噛み締め
・眼精疲労
・不良姿勢
以下に詳しく述べていきます。
ストレス
イライラしている人ってどのような姿をしていますか?
肩が上がっている姿を想像することが多いと思います。
このように、私たちは、精神的なストレスや感情によって体は緊張したり、緩んだといった反応をしています。
自分にとって過度なストレスは体へ緊張を与えます。それによって頭部や首回りの筋肉を緊張させ、頭痛を誘発することがあります。
対策としては、捉え方を変えていくことです。
出来事は変えられなくても、その時に生じる自分の反応は変えていくことができます。
赤信号が続いたことにイライラすることも出来ますし、
落ち着くきっかけをもらえたと思うことも出来ます。
思考の変換をリフレーミングと言いますが、自分一人では難しい場合があるので、その場合は専門性がある人にサポートしてもらえると良いですね。
歯の噛み締め
歯の噛み締めや歯軋りは、顎関節への緊張をもたらし、顎周囲の筋肉の緊張を介して頭痛の原因になります。
噛み締めの原因として、姿勢の歪みや自律神経の乱れや歯列の崩れなどがあります。
その人にあった対策を立てていきましょう。
眼精疲労
長時間のパソコンやスマホの作業は目を酷使します。
適宜休憩を挟むことや目のケアをするホットアイマスクの使用したり、
ブルーライト対策など、
負担を減らす工夫を取り入れてください。
不良姿勢
長時間不適切な姿勢をとることで、過度に頭頸部周囲の筋肉を固めてしまい頭痛の原因となります。
緊張性頭痛がある人は首肩こりを自覚していることも多く、
首周囲をほぐすことで一時的に楽になる音はあるのですが、またすぐに戻ってしまう。
こんな経験を持っている人が多いのではないでしょうか。
これは首肩こりが固まってしまう原因が他にあるからです。
多くは脊柱の可動性が低下しており、胸周りが硬くなってしまったり、骨盤が歪んでおり、土台からの崩れが生じています。
土台が崩れてしまっていたら、その上に位置する頭頸部は不安定になりますよね。
そうしたら緊張して固まる反応が起きることは当たり前なんです。
だから、骨盤や胸周りも含めて歪みを整えていくこと、柔軟性を引き出すことが姿勢を整え、頭痛の軽減に繋げていくことができます。
以上が、要因と簡単な対策になります。
当院では、今回お伝えしたような筋肉や生活習慣、メンタルの影響など
様々な要因を、アウター、インナー、メンタルという3つの観点からトータルでみることをベースにしてお伝えしています。
これまで良くなっていなくても、原因を知り正しい対策を考えることが出来れば、症状は改善していきます。
ご自身の原因が気になる方は、ぜひご相談ください。
今回の内容は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。